請求できる死亡時の賠償

請求できる死亡時の賠償

交通事故で被害者が死亡した場合は、民法で定められた被害者の相続人が、本人に代わって賠償請求する権利を得ます。
そのときの賠償請求について解説します。

 

まず、被害者の相続人は死亡慰謝料について賠償請求できます。死亡慰謝料とは、被害者が死亡させられたことに対する慰謝料のことで、相続人ばかりでなく被害者の遺族にも独自の慰謝料請求権が認められます。
死亡慰謝料については、「自賠責保険・任意保険・裁判所」の3つの支払基準が用意されています。

 

本来は賠償額が高額な裁判所基準によって算出されるべきですが、保険会社は、裁判所基準よりも非常に低い独自の基準に基づいて示談交渉をすすめてくる傾向があります。
保険会社にいわれるまま示談を進めると、大きな不利益を被りがちなので、弁護士を代理人として立てた方が、示談交渉は有利にすすめられます。

 

また、被害者が死亡したことにより、被害者が将来にわたり得られるはずであった利益を失うことになります。
これによる損害についても賠償請求をすることが可能です。この損害は「死亡による逸失利益」と呼ばれています。
給与所得者の場合、事故前の現実収入の金額が採用され、事業所得者の方は、事故前の申告所得額が採用されます。
失業者も失業前の収入を参考にされ、請求できるケースもあります。

 

さらに、葬儀関係費についても賠償請求が可能です。
葬儀全体にかかる費用やその後の法要・供養等に関する費用、また、仏壇・仏具・墓碑建立費等も葬儀関係費として請求できます。